最近ニュースで見る機会が増えた、モバイルバッテリーによる発火事故。
特に最近の猛暑も影響もあって、6月〜8月はこうした事故の発生件数が増えるようです。
私も1つモバイルバッテリーを持っていますが、それなりに重さもあり、かさばるので、これまで持ち運ぶことはほとんど無く、自宅内だけで使っていました。
ただ最近アクションカメラを購入し、動画を撮影していたところ結構バッテリーの減りが早く、旅行先で長く使うのは少し不安だったので、今回その充電用に、リン酸鉄リチウムイオン電池採用のモバイルバッテリーを購入しました。
リン酸鉄リチウムイオン電池採用モバイルバッテリーとは?
リン酸鉄のリチウムイオンバッテリーは電気自動車などにも使われていて、一般的なモバイルバッテリーで使われている「三元系リチウムイオンバッテリー」に比べて安全性に優れています。
特に高温での過充電や過放電に対する抵抗力が高いので、使い方や使う環境さえ間違えなければ、ニュースで見るような発煙、発火事故などのリスクは下げることができます。
また充放電サイクルのサイクルが長いので、バッテリー自体の寿命も長いです。
ただ一方でエネルギー密度が低いため、容量を確保するにはスペースが必要となり、一般的にモバイルバッテリーに比べると、大きく、重くなってしまいます。
リン酸鉄 リチウムイオンバッテリー | 三元系 リチウムイオンバッテリー | |
---|---|---|
熱分解温度 | 700℃ | 200℃ |
ライフサイクル数 | 長い | 短い |
エネルギー密度 | 低い | 高い |
重量 | 大きい | 低い |
エレコム リン酸鉄リチウムイオン電池採用モバイルバッテリー
私が購入したのはこちらELECOM エレコムのモバイルバッテリーです。

同じ容量の、一般的なモバイルバッテリーに比べると、やはり1,000円ほど高いかなと思いました。
あと重量も310gとそれなりにありますが、重さはそれほど気にならず、ただサイズについては持った感じ、やっぱり大きいなという印象です。
私が使っているiPhone 15 Proと比較するとこんな感じで、一回りぐらい大きいです。

ただ、これについては安全とのトレードオフなので仕方が無いですね。
モバイルバッテリーの機内への持ち込みは?
2025年7月1現在、JAL、ANA共に、モバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れることは禁止されています。
また2025年7月8日からは、国土交通省運輸局からの要請で、機内の収納棚に収納することも禁止されています。
もしモバイルバッテリーを機内に持ち込む際は、手元や座席前ポケットなど、常に確認できる場所に保管し、充電する際も必ず確認ができる場所で行う必要があります。
また持ち込みが可能なモバイルバッテリーにも規定があるので、飛行機搭乗の前には、必ず各社のホームページを確認し、その内容を確認してください。
空港内なら充電は困らない
空港内であればラウンジや喫茶店、搭乗待合室などに充電ができる場所が用意されていますし、飛行機内でも充電ができる機体が増えてきました。
そういった場所でスマホやパソコン、デジカメなど、こまめに充電をしていれば、わざわざ自分のモバイルバッテリーを使う必要も無いと思います。
今回新たにモバイルバッテリーを買いましたが、荷造りをしている時にかさばるので、結局持っていくことは止めることの方が多いかもしれません…。
ただもしもの時の為に持っておくなら、「リン酸鉄リチウムイオン電池採用」だと少し安心ができるかなと思います。
